地球・太陽・月
神から人へ。
人から神へ、教えて残し、残して広めよ。ただそれのみの、切なる願いよ。神の思いは。
さにて本日、何を問いたし。
第 5号  2006年12月1日
 
地球や太陽、月についてお教え下さい
 
では教えん。易しく説きて、聞かせ申さん。
地球の星は、宇宙の片隅、宇宙の中心遥かに外れて、遅き時代に生まれたる星。
歴史も浅く、生命新しく、まだまだ足らぬ、真の進歩。
そこにて生くる生命たちは、最も高度の生命さえも、まだまだ低き魂なれば、
神は幾多の試練を与えて、さらに禊ぎて、成長待たるる。
なれど人類、文明のみは、均衡崩して発達しぬれば、精神文化は遅れて止まり、人の心は卑しくなり果つ。
なれば神は心厳しく、人のさらなる成長のため、仕組みを起こして、精神昇華を、祈りて課して、見守らるれど、やはり気付くの気配もなければ、今しばらくの禊ぎの時をと、人類地球を立て替え直さる。
なれば今こそ世は混迷し、ますます混乱 困惑極めて、人類創生そのとき以来の、最も険しく苦しき時なり。
なれどそを越え、耐え抜けなば、世は治まりて、魂も浄まり、必ず天地も改められ、世に現るるが天国なり。
それまで地球は宇宙の隅にて、ただ人類のための星に過ぎずも、
その時至らば、地球の次元も、一つ上りて、今の地球と異なるらん。
明日にもこの問い答えてゆかん。

次に問われし、太陽なれど、太陽さえも中心になし。
一つの大きな力を持ちし、偉大な星の一つにあれど、そこには生命、生物なくて、光と熱の固まりの如。
人は古代の昔より、太陽崇めて奉りて来しが、真の神はそこにはおわさず。

なれど人類地球の尺度に、測りて測れぬ、遥かな距離なり。
なれど光も、熱の波動も、瞬時に伝わり届けられ、人に恵をもたらす神秘よ。
神の恵みの賜わりものなれ、神への感謝をこそ捧げよ。

(太陽も神が作られたのですか)
全ては神の作りし物なり。宇宙も星も、地球も月も。太陽さえも神に作らる。
神の作りしものなれば、全てが一つの統一体なり。

(月についてお教え下さい)
月は地球とほぼ同じ。大きさ、次元、新しさ、ほぼ同じなり、兄弟の如。
月にもかつては生命が、幾多の物質、文明が、賑わい栄えしこともありき。
なれど高度の知能の生体、いつか滅びて星も滅びぬ。
全て地球によく似た命運。なれど違いは、神のご意図よ。
月の住民、神を慕わず、神に背きしことも多かり。
なれば神も救う能わず、天変地異も起きぬる前に、自ら滅びて、絶えぬるを。
神にも救えぬ魂なれば、逃れて他の星、生まれ変わりて、別の生命生物となる。
今残されし魂も、月から逃れし、魂あるらん。なれど昔の記憶なければ、月の民とも分からずなりぬ。
そもまた真理を伝えるよすがよ。
過去に学べよ、歴史に習え。さすれば地球も繰り返さざらん。愚かなあやまち、失敗を。
神のご意図に外れてゆかば、神にも救えぬ命あり。救えぬ命は滅び行くのみ。
今がその時、地球の危機よ。
神の急がるその意図を、宇宙に見よや、月から救われ。
宇宙のことは難しければ、焦らず呑み込め、ゆっくりと。
急ぐは今の霊行、それのみ。さにて。
 
どのようにして我を取るか、執着を取るかについてお教え下さい。
 
さても難しく、また易しきことを問うものなり。
我とは己の独占欲、己一人がよかれと願う、おのが中心の現れなれば、先ずは己の幸せのみの、願望欲望、考え捨てよ。
されどそもまた難しく、よきときばかりが続くにあらず。
苦難、困難、危難のときに、いかに他人を優先さすか。最も厳しき状況なるらん。
人には生まれて死ぬまでに、なさねばならぬ霊行のあり。
人の多くは、そにも気付かず、目先の利益や富のみを、人生最大の目的となす。
さなる心に精進難し。我を取る行は、さらにも難し。
なれど一度、己の霊行、生賜りし 意味を悟らば、霊行以外の何事も、行う易く、困難あらず。
人の努力と辛抱あらば、およそのことは、全て叶わん。
なれど霊行、それのみは、人の一人の力には、行う難く、実現し難し。
なれば神にも、他人にも、力を仰ぎて、己も捧げて、ようやく一つの霊行となる。
さなる霊行積み重ぬれば、必ず自ずと我は取れゆかん。
なればこそ、今ある人の大方は、霊行さえも知らざる不幸よ。
知りてもなさぬが、人の常。
人の弱さを、神も十二分に、知りておられば無理を求めず、人それぞれに見合いし行を、段階つけて与えらる。
なれば先ずは、霊行を生ある意味を知るが始めよ。
この書記読みし者ならば、必ず神とのご縁も深く、恐るることなく、行を積むべし。
無償の精進、それのみにて、我も執着も、離れてゆきなん。
執着、我欲は、本来なければ、なきと思いしその瞬間に、消えて離るる、煙の如し。
執着取らん、我を無くさん。思えば思う、それほどに、かえりて強まり、離れずなるなり。
心の自由を、思い描けよ。
心を遊ばせ、空となれ。
恐れず、求めず、惜しまず、止まらず。
ただ自らを自然摂理と、一体となりて、生きるがよけれ。
己の存在すら忘れ、今ある宇宙と 一つとなりて、己の内なる宇宙に帰れよ。
宇宙の魂と、己の魂とは、一つの魂と気付くべし。
さにて己の内なる宇宙は、目覚めし時から 解放されん。
無限の時に身を任せ、大なる宇宙と 共に生きなん。
さなる時こそ、我は既になく、執着一つも残らずなりなん。
先ずは始めに、霊行を。
その後求めよ、無我の境地を。
いずれも一つの精進要す。迷い、悩みもあるらめど、過ぎたる苦悩は、執着なれば、求めぬ心を育みてみよ。
まだまだあれど、方法は、自ら探すも修行となるらん。
さなる努力と曲折を、神は愛しく見守らん。
心安けく、おおらかに、神の波長を 甦らせよ。

さにて、終わらん。
後にも問えよ、人のため。
人の苦しみ迷いを救わん。
さにて。
 
  (何れもひふみともこ記・神誥記より)