第12号 |
2007年5月1日 豊かさとは |
神から人へ、人から神へ。 心の豊かさ、寛さ、優しさ、全てが人に備わりて、 己の幸せ、得のみになく、人のためにと与える心、人の幸せ喜ぶ心、そが人の心の真の姿。 なれど今の世、心の曇り、欲に眩める心の眼に、映るは物質、金銭ばかり。 真の心の奥底にある、尊き尊厳、清き御魂は、隠され、覆われ、忘れられ。 人に本来授けられし、神の御魂の輝きを、光を戻し、甦らせよ。 計算 打算の 関係は、必ずいつかは滅ぶもの。 憎しみ恨みの因となり、かえりて己を傷つけなん。 人への感謝、尊敬は、やがては己に戻るもの。人を救わば己を救う。他を利し 己を後にせば、いつか己が最も豊かに。 人の心は物質に、目に見ゆものにも 顕われるもの。 豊かで清き心の者は、身も健やかに、安らかに、周りの者の心を癒す、その場を照らす光とならん。 場も和やかに、穏かなれば、神の心も慰められて、さらに光は強まりゆかん。 世の物質や金銀財宝、そこには欲の凝り固まりて、心の目をば、濁らす因果。 真の価値ある心を失い、損ね汚して 貶めぬるを。 清き心の目をば啓けよ。 汚れも乱れも、悪も邪も、見抜く直ぐなる 心の目。 偽善の行い、虚飾のことば、慈善の真似事、虚偽の糊塗。 心の目にて見通して、己を守り、関わるなかれ。 さもしき心の波動を避けて、御魂の清さを保つべし。 心の乱れ、荒廃は、さもしき波長に共鳴し、目をば曇らす素ならん。神を敬い、自然に感謝し、己も地球の一部なること、神の授けし御魂なること、そをば謙虚に思い起こして、 日々に重ねる罪を詫び、神の許しのあらばこそ、この世をようやく生き得る命よ。 儚き命も、儚きになし。 一つの虫の命にも、宇宙の始めの神の願いの こもらぬ命の一つもなきを。 人の命は尚の事。神の願いを、祈りを託し、創り初めにし 造化の妙よ。 真の豊かさ 問うならば、己の命を思うべし。 神の与えし、心と体、そに込められし、神の愛。 神の恵みと 深き愛。そこそが真の豊かさならずや。 人たる今の命こそ、豊か顕わす答ならずや。 己の外に求むるなかれ。内なる御魂を省みるべし。そこに込めらる祈りと恵み。 人は神と共にあるもの。 いかなる時も、御魂の奥に、神の願いは息づきて、御魂の目覚めを呼び掛け続けん。 さにて本日、豊かさの意味に答えたり。御魂の奥の神の愛、神の願いに気付くこそ、豊かを知るの気付きとならん。 よく振り返り、見直すべし。さにて。 |