深川の大横川(色板木画・長谷川清氏)

大横川は富岡八幡宮南側を流れる隅田川の支川で、現在では両堤に桜並木が整備された桜の名所として知られています。寛永年間の開さくで、古くは大島川という名で親しまれて来ました。江戸時代には多くの参詣者がこの川を上って深川を訪れたといわれますが、現在でも春に開催される「大江戸深川さくらまつり」(深川観光協会主催)での和船の乗船には多くの観光客が列を作り、船から眺める満開の桜と江戸の風情を楽しみます。