年頭のご挨拶

富岡八幡宮  富岡長子

 

  輝かしい新春を今年もまた皆様と共に迎えられたことを、心よりお慶び申し上げます。
 昨年は日本各地で大震災、水害等の被害も多く、被災されました方々には謹んでお見舞い申し上げます。
 その一方で、昨年はリオデジャネイロオリンピック・パラリンピックが開催され、多くの日本人が大活躍したと言う、吉凶入り乱れた年であったと言えるかもしれません。
 神社に於きましては、表玄関の整備、手水舎の改装、境内のバリアフリー化に務め、より一層参拝しやすい神社を目指して、職員一同日々精進しております。
 また、祭事に於きましては、深川の次世代を担う子供たちよる子供神輿連合渡御が斎行され、54基の子供神輿が街の中を練り歩きました。保護者や地域の方々に見守られながら一生懸命神輿を担ぐ、大変微笑ましい光景を目の当たりにすることができました。
 そして、本年はいよいよ本祭りの年でございます。
 この深川の地域で本祭りが斎行されると言うことは、国が平和で、この地域が安定している何よりの証でございます、富岡八幡宮の神輿連合渡御は、第三代徳川家光公の長男である後の徳川家網公の健やかなる成長を祈願して、生誕の翌年から神輿が出たことを発端とする、吉事の象徴でございます。
 今年も神々への感謝と未来への期待、天災で犠牲になられた方々への祈りを祭りに込め、盛大に執り行いたいと願っております。どうか、氏子、崇敬者皆様のご理解、ご協力をお願い申し上げ、年頭のご挨拶とさせて頂きます。