二の宮神輿 華麗に渡御
8月13日 待望の二の宮神輿渡御の日は、台風の接近に伴い朝から雨、境内で予定されていた奉納剣道大会も会場を変更するほどで、神輿渡御は中止になるのではと囁かれもした。 |
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しかし、八幡祭は水掛け祭、降りしきる雨も清めの水と解し午前7時より発輿祭が予定通り行われ、7時30分、神輿総代の手により威勢良く担ぎ出された。 |
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二の宮神輿は神輿総代の宮出しに引き続き東富橋より四部会(牡丹、古石場、越中島、深濱)に渡る。雨が降る中、神輿は牡丹町通り商店街を抜け越中島まで渡御。 その後、神輿はトラックにより枝川一丁目へ移送、五部会(枝川一、豊洲)の手に渡る。枝川・豊洲地区は神社から離れた位置にあり、担ぎ手も観衆も初めての宮神興渡御に興奮気味だった。 次に神輿は三つ目通リヘ、二部会(深川一・二、中木場、下木場、冬木)の担ぎ手により担ぎ出される。雨もやや小降りになり、葛西橋通りでは豪快な水掛けも見られた。 午前11時半すぎ、神輿は三部会(東陽、千石一、石島、扇橋一)へ。この頃になると台風直撃の予報が嘘のように雨が止んで来た。 |
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神輿はその後三つ目通りに戻り、今度は六部会(三好、白河、平野、清澄)の担ぎ手により三つ目通りから清洲橋通りを勇壮に渡御。 |
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再びトラックに載せられた神輿は隅田川を渡り、七部会(中央区箱崎、新川)へ。昨年の連合渡御と同じコースを永代橋前まで。途中、消火栓による水掛けも見られた。
そしてトリを飾るのが一部会(富岡、門前仲町、永代、福住、佐賀)。ここより宮司以下神職、総代、崇敬会役員、木遣り、手古舞の供奉が付き、永代通りを渡御する。 |
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永代橋手前から担ぎ出された二の宮神輿はこれまでたくさんの水を浴びた為、彫刻の木目も色濃く、くっきりとして一段とその神威を増したようにみえる。永代橋で神輿を差し上げると沿道からは大きな歓声があがる。佐賀町では名物のトラックの荷台にためた水が浴びせられ、熱気も最高潮、永代通りに詰め掛ける観衆の中を「ワッショイ、ワッショイ」の掛け声と共に威勢良く渡御した。 |
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そして富岡一丁目交差点から再び神輿総代の手により、境内に溢れかえる観衆の中を宮入りし、渡御の無事を感謝する着輿祭をもって無事納められた。 |
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神輿渡御の熱気も覚めやらぬ境内ではすっかりおなじみとなった富岡八幡宮太鼓の宴「神々への響き」が勇壮に奉納され、興奮と感動の内に13日は幕を閉じた。 |
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