富岡八幡宮の御遷宮
明治44年9月12日、富岡八幡宮にて本殿遷座祭がおこなわれました。これは老朽化が進んだ江戸期の社殿の大修理に伴って斎行されたもので、仮社殿にお祀りされていた御神体は見事に修復された御殿に無事に遷されました。この大修理には渋沢栄一を会長とする修保会が結成されて、日光東照宮の大修理にも携わった一流の技師により施工されました。
仁和寺の宮御染筆の社号額を載せた美しい絵葉書に厳かな遷御の様子が偲ばれます。