書 籍 案 内

 

      『 神 か ら 人 へ 』 上・下巻    各1200円
      『 神 誥 記 』               1500円


 来年は戦後60年を迎えようとしていますが、その間日本は一旦は奇跡的な復興を遂げ、多数の人々は平和で豊かな時代を享受しています。しかしその反面、人々の心は荒み、過去には考えられなかった事件も次々と起っています。真の生の目標を見失い、心の混迷に苦しむ現代人…
 この書籍は広く深く懇切丁寧に人間のあるべき姿、我々の未来を啓示しています。3年前より社頭で頒布を始めたところ、様々な方面から反響がありました。その中で今回、著者・一二三朋子さんよりの寄稿と反響の声を頂きましたので紹介致します。


・・・ 特別寄稿 すべては一筋の糸で ・・・    一二三朋子

 人の一生の大部分は、自分の意思や努力と無関係に、ある方向に向って進んでいるような気が致します。人間は生まれる前に、この世での自分の役目を決めてから生まれてくるそうです。その役目は、生まれ落ちたときに忘れてしまうのですが、生まれてきた時代や国、家庭、育った環境、人生の節目となる人との出会い、人生の中の様々な出来事は全て、その人の役目を果たすために整えられています。若い頃は自分の役目や生まれてきた意味がわからず悩んだり迷ったりして苦しみます。それでも自暴自棄にならずに、与えられた環境・条件の中で精一杯に努力して生きることで、自分を取り巻く環境はその役目をさらに果たし易い方向に徐々に変化していきます。人との出会いはその中でも特に大きな力を持つような気が致します。いい人と出会えるか否かは偶然ではなく、自分の生き方により決まります。逆もまた然りです。そうして生きる中で、次第に自分の生まれてきた意味(役目)が見えてきます。

 私自身『神から人へ』『神誥記』を書くきっかけになったのは、7年前の故 橋爪一衛先生との出会いでした。どういう先生かも知らず夫にくっついて先生のご自宅に遊びに伺い、お話もよくわからないまま帰って参りました。その後いろいろな方と出会い、幾つかの出来事があり、自分の境遇もまた変わりましたが、それらは皆、書記の為に作用していたように思われてなりません。その過程で北林様とも出会い、そして3年前の宮司様とのご縁にもつながったのです。今振り返ってようやく一つ一つの出来事が一筋の糸でつながっていることが見えてきた次第です。

 自分の人生に満足し、生きている間に出会った人々に感謝して死ねるような人生を送りたいものです。死は終わりではなく、新たな旅の始まりでもあります。いい死を死ぬために、いい生き方をしていきたいと強く思うこの頃です。


・・・ 奇跡的命拾い そして書物との出会い ・・・    北林 智

 偶感 私は深川生れの深川育ちで、父は子供の頃木場に丁稚奉公、以来父の独立まで借家住まいでした。戦時中は3回焼け出され、幾度となく生死の間をさまよいました。又工場勤務でも、危険な作業で奇跡的に生命拾いを何度かしたものです。

 昭和53年、仕事が軌道に乗っていた時でしたが、生活の不規則とストレスが重なり、胃潰瘍で倒れ入院、手術が進むなか初めて不思議な臨死体験を致しました。臨死体験については長くなるので省略しますが、体と宇宙の生命が一体になる様な歓喜に満ちたものでした。退院してから友人に話した所、それはお礼参りに行くべきだと言うことになり友人と一緒に懐かしい深川八幡さまに出かけました。その折岡本天明さんの『日月神示』なる本が置いてありましたので、四冊一組求め、読み始めましたが難しくもあり、又ただならぬ本であると云う感じがしています。

 その後平成に入り、別な書物と出会いました。その御本は一二三朋子さんと云う40代の女性が今世紀始めにかけて約10ヶ月間に書き上げたものです。内容は新しい世紀に向っての人間の生き方を、前半は訓諭調に、後半は一二三さんによる神への質疑とその解答の形式で書かれたものです。21世紀を生きる人間の在り方を述べた本として御推薦させて頂ければ幸です。
又、一二三さんを囲む会、講演会もありますのでご希望の向は八幡宮さんか私迄お申し出下さい。

 TEL・FAX 03(3941)9491