大相撲初場所で見事優勝を飾り、第68代横綱に昇進した朝青龍明徳関の「横綱力士碑名奉告祭並びに刻名式」が来たる4月22日に斎行される運びとなりました。
 朝青龍関はモンゴル出身の力士で、3人目の外国人横綱となります。小兵ながらスピード感溢れる相撲で一躍人気となり、初土俵からわずか4年半という史上3位の記録で横綱昇進を決めました。

 富岡八幡宮は、貞享元年に徳川幕府の正式許可のもとで勧進相撲が始められた江戸勧進相撲発祥の地。これにちなんで明治33年に建立された「横綱力士碑」には、初代明石志賀之助から第67代武蔵丸関までの名がずらりと刻まれ、相撲ファンに親しまれています。
 この碑に名を刻み、歴史に名を留めるのが今回挙行される刻名式です。御神前での奉告祭、横綱碑への打ち納め式に続き、境内にて奉納土俵入りが執り行われます。

 朝青龍関の母国モンゴルでは、日本同様神事に起源を持つ「モンゴル相撲(ハルハ・ブフ)」が盛んで、新横綱一家はモンゴル相撲の力士として知られているそうです。日本とモンゴル、両国の相撲の掛け橋でもある新横綱を応援しましょう!