新年あけましておめでとうございます。
昨年は皆様方のご敬神の心と、神社へのご奉賛によりまして、8月の例祭、御本社二の宮神輿渡御を始め、年中の諸祭儀滞りなくご奉仕することができました。誠にありがたく感謝に堪えません。
さて、天皇陛下には1月7日、目出度く御即位満30年をお迎えになります。そして4月30日にはご譲位あそばされ、翌日皇太子殿下がご即位、秋には御大典(即位の礼・大嘗祭はじめ即位の諸儀)が執り行われる予定で、本年は慶賀すべき有意義な、また、時代を画する歴史的な年となるわけです。
「皇室がどのような時にも国民と共にあり、相たずさえてこの国の未来を築いていけるよう、そして象徴天皇の務めが常に途切れることなく、安定的に続いていくことをひとえに念じておられる」という陛下の大御心を拝して、私たちはその意義を十分に理解することが大切であります。歴史上その体制は一様ではありませんが、天皇が常に国の中心にあり、国の有り様、国民の有り様に御心を砕いてこられたことは歴史上一貫しています。そして天皇の御位のしるしとして三種の神器を奉じてこられたことも。
あまてらす 神のさづけし たからこそ 動かぬ国の しづめなりけれ(明治天皇御製) 記念すべき初春を心より寿ぎたいと存じます。
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