本祭りを終えて |
この度の本祭りを無事終えられた感想を氏子崇敬者の代表である氏子総代会の廣岡会長と神輿連合渡御を取り仕切る神輿総代連合会の橋会長よりいただきました。 |
富岡八幡宮氏子総代会長 廣岡章三郎 |
昭和20年3月、江東区一帯は空襲で焼け野原となりました。富岡八幡宮は惨憺な状態を乗り越え昭和31年に御社殿が建立されました。以来江戸三大祭りに数えられる祭礼が行われています。八幡宮の御鳳輦の渡御と氏子各町の神輿の連合渡御を行う本祭りは三年に一度行われます。 |
例祭にご参列の廣岡会長(左端)と氏子総代の皆様 |
富岡八幡宮神輿総代連合会会長 橋富雄 |
本年の各町神輿連合渡御は東日本大震災早期復興祈願と銘打って行われました。好天に恵まれ数十万人の見物人を集め、更に歴史的な出来事として天皇皇后両陛下の行幸啓を仰ぐことができました。天皇陛下は「今までに事故はありませんでしたか」とお尋ねになられたそうです。川藤神輿総代顧問は「一度もありません」とお答えし、神輿総代の統率力について説明されたそうです。これからも神輿総代連合会会員一同、先輩たちの教えと行動力を引き継ぎ、また後世に繋げる努力を更に深めて参る所存です。 東北から参加した平泉の神輿は担ぎ手が200人。神輿の先頭には中尊寺山田貫主、毛越寺藤里執事長、菅原町長が立たれ、山田町からの担ぎ手が大漁旗を振りながら神輿に景気をつけて元気に渡御しました。 13日の奉納行事には平泉から山王太鼓の皆さんが参加され、今まで岩手県から出たことがなく大変勉強になったと喜んでおられました。また富岡宮司様の発案で「東北物産展」を3日間開催してほぼ完売。江東区深川の皆さんによろしくと皆さん喜んで感激して帰られました。 震災により1年延期された本祭りでしたが、例年以上の実りがあり事故なく素晴らしい祭りとなりましたことは、各方面の関係者皆様方のおかげと心より感謝申し上げご報告させて頂きます。 |
連合渡御を指揮する橋会長(右下) |